話題の「Netflix」をピックアップしたいと思います。
ネットフリックスは
1997年に設立、アメリカのカルフォルニア州に本社があり、
世界時価総額ラインキングではトップ33位です。
(Yahoo ファインアンス・2022年7月16日時点)
Apple、Microsoft、Alphabet(Google)や
Amazonなど世界の認知度の高いブランドに続き、
昨今、株価を急激にあげたているがこのネットフリックスです。
新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増え、
巣ごもり需要が拡大したことで業績を伸ばしたことが
株価上昇の要因の一部とされています。
しかし、このネットフリックスにピンチが訪れました。
2022年1〜3月期で
過去10年間のうち、はじめて加入者数が減少したこと
4〜6期で200万人減と予想されています。
この「ネットフリックス離れ」は、
月額使用料の値上げに加え
2019年にDisney+とApple TV+などの競合のサービスが
開始したことも原因だと言われています。
「ネットフリックスとDisney+を両方契約するのは
無理だからネットフリックスを解約しよう」
という流れになっているのかもしれません。
広告導入プランの開発でマイクロソフトと提携
2022年7月13日、ネットフリックスは
「広告付きの低料金サービスプラン」の開発のために
米マイクロソフトと提携しました。
・マイクロソフトが動画配信サービスで直接競合にならないこと
・マイクロソフトが広告配信の技術の実績を持つこと
・マイクロソフトのプライバシーポリシーに対してネットフリックスが信頼を置いていること
この3つが決め手になった理由だといいます。
もともと、ネットフリックス自身は
広告プランをやりたくない思いが強かったものの
時代の変化には逆らえず、事業自体の見直しに踏み切ったのです。
時代の変化に合わせて事業自体の見直しへ
これまで業績を右肩上がりに上げてきたネットフリックスも、
世界的なインフレや競合他社の増進により
事業自体の見直しへ向かっています。
競争や変化が激しい分野において、
事業基盤そのものを見直すケースは
決して珍しくはありません。
事業を長く続けるためには必要な選択です。
米調査会社モーニングコンサルトの2022年3月の調査では、
アメリカの成人の6割近くが
「広告があっても安価な動画配信サービスを好む」
という回答に。
このように世界的なインフレにより、
人々の消費に対する見直しが起こりつつあるのです。
「動画よりも食費」
「動画よりも電気代」
「広告があっても安価な動画がいい」
とお金をかける優先順位が変わってきています。
ネットフリックスの株価は現在、
ピークだった2021年11月と比べると約75%下がっています。
マイクロソフトとの業務提携によって、
果たしてネットフリックスは復活できるのでしょうか。
広告プランの導入時期、価格などはまだ明らかにされていませんが、
ネットフリックスのこれからの取り組みに期待したいです。
ネットフリックスは創業25年の企業です。
100年続く企業になるには……
これからどんな変化を遂げていくのでしょうか。
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