2020年に私が衝撃を受けた本の中から1冊を紹介したいと思います。
「文系AI人材になる」という本です。
「今ある仕事の半分はAIに置き換えられる」という話を
皆さんも一度は耳にされたことがあるでしょう。
AIによって営業にも「なくなる仕事」「なくならない仕事」
があると言われています。
これはAIによってその仕事が、置き換えられるか、
置き換えられないかの違いです。
そこで、理系のバックグラウンドがなくても、
活躍し続ける営業マンになるためには……
「AI」をどう活用していくのかがポイントとなりそうです!
AIとの共働きスタイルとは
AIをおそれるのではなく、「人間とAIの共働きスタイル」
が広がっていくと言われています。
人とAIが共に働くスタイルは次に5パターンに分けられます。
1:人だけで仕事をする(一型)
→変わらない仕事
2:人の仕事をAIが補助する(T型)
→AIにより補助される仕事
3:人の仕事(不得意なこと・苦手なこと)をAIが拡張する(O型)
→AIにより拡張される仕事
4:AIの仕事(得意なこと)を人が補助する(逆T型)
→AIを補助する仕事
5:AIだけで仕事をする=人の仕事を完全にAIが代行する(I型)
→AIによってなくなる仕事
一型に近づくにつれ「人中心」
I型に近づくにつれ「AI中心」の仕事となります。
この中で営業は「T型」に分類されています。
本には例として「不動産営業」「保険営業」「法人営業」があげられています。
営業職の仕事のうち「製品の説明」の部分はAIの得意領域にあたります。
たとえば、お客様から質問があれば「AIのチャットボット」で対応、
それでも解決できない質問が出てきた場合は人間が対応します。
このように営業の説明部分をAIに代行してもらい、
その他の説明の補足やAIでは解決できなかったことを人が補足するのです。
また、法人向けのルートセールスは、ただの御用聞きになってしまうと
いらなくなってしまう可能性が大きいです。
「ぜひあなたから買いたい」と言ってもらえるように、
お客様に合わせた提案ができる営業が重宝されるでしょう。
AI時代でもなくならない営業とは
・ソリューション営業(コンサルティング営業)
お客様の課題や問題を発見し、
解決案としてサービスや製品を営業していくことです。
「現在、行なっている営業活動と変わらないのでは?」と
思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その通りです。
お客様それぞれに合った提案営業はAIが苦手とする部分、
人間の方が優っている部分です。
・AI自体を取り扱う営業
AI製品を現場に導入するためには営業の力が必要です。
「AIを作る人」ではなく「AIを使う人」を目指す
今後AIがますます普及していくことで、
わたしたちの生活は変わっていきます。
そして少なからず営業の仕事にも影響が出てくるでしょう。
そこで「AIを使う人」、つまり「文系AI人材」を目指し
今の営業スタイルから進化させることが重要です。
本の中では文系AI人材の具体的な仕事内容が書かれています。
・AI企画
AIをどのように活用するかを考える仕事。
・AIを作るプロマネ
AIプロジェクトのマネジメント全般です。
・AIの現場導入・管理
構築されたAIを現場に導入する計画を立てたり、
利用や管理をサポートします。
AI時代に活躍できる営業は、ソリューション営業力が優れている人、
「AIを使う人」になるためのスキルを
併せ持った人といえるのではないでしょうか。
おすすめの一冊です。ぜひ読んでみてくださいね。
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