世界恐慌やコロナ禍、最近では円安など、世の中は大きく変わり続けています。特に日本は自然災害や戦争などこれまで何度も大きな困難に見舞われてきました。
たくさんの困難を乗り越えてきた日本企業ですが、創業100年以上の企業は33076社あり、(2020年・周年事業ラボより)世界で一番多いとされています。
日本に100年企業が多い理由に
「他国による植民地化がなかった」や「長男が家業を引き継ぐ家督相続という風習がある」もあります。
ただし、これだけが要因ではありません。
そこで100年、200年以上続いている企業に共通しているあり方や考え方などを紹介します。
100年以上続く企業の特徴
・伝統と革新を持っている
長く続いている企業は、短期的な利益よりも長く存続することに価値をおいている企業が多いと言えるでしょう。
時代が変わっても変わらないものや変えないもの「伝統」と、世の中の流れに合わせて変えていななければならないもの「革新」を合わせ持っています。
「これまでこうやってきたから」と業界の常識内で考えるのではなく、「お客様の求めているものは何か」という視点を持って考えることができているのです。
昔から大切にしている「使命」や「志」を持ちながら、時代の変化に合わせてサービスや商品を変化させています。
・存在意義が明確である
「使命」「存在意義」「パーパス」などさまざまな呼び方がありますね。
「何のために企業が存在しているか」「企業は社会に何を与えているか」が明確になっています。
存在意義が明確になっていることで、社員も共有の認識を持って仕事に取り組むことができるのです。社員に浸透しやすいように言語化し、伝え続けることが大切ですね。
・世の中や地域へ貢献をしている
長く続く企業は、近江商人が大切にしていた三方良し(買い手良し・売り手良し・世間良し)という考え方が根づいています。
会社の利益や社員を大切にするだけでなく、お客樣や取引先との信頼関係を築きながら、世の中や地域に対しての取り組みに力を入れていることも、長く愛される秘訣と言えるでしょう。
・リスクにも備えている
この100年の間にも戦争や自然災害などさまざまな出来事がありました。このような想定外のリスクに対する財政面の管理も重要です。
目先の利益に飛びつくのではなく、有事の事態にも対処できるようにリスクに備えた判断が必要です。
これからの日本企業の課題
100年以上続く企業にはこのような共通点がありました。さまざまな危機を乗り越えるためには会社が一丸となって強い組織を作っていくことが大切です。
日本は少子高齢化という問題を抱えています。伝統も守りながらも「グローバル化にいかに対応していくか」「多種多様な人材の受け入れ」などもこれからの課題と言えるでしょう。
個人としてどのような行動ができるかもぜひ考えてみてくださいね。
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