前回はクロージング・セールスにおける人間関係とコミュニケーション力についてお伝えしました。
今回は、潜在意識は、人間関係、コミュニケーション力とどのようにつながっているかについてお伝えしたいと思います。
意識には「潜在意識」と「顕在意識」があるというのは有名な話で、
潜在意識と言えば「海に浮かんだ氷山」を想像される方も多いでしょう。
海に隠れている大半の氷の部分が潜在意識です。
四字熟語(学研)にて潜在意識を調べると
「心の奥底にあって、本人も気づかない意識のこと。自覚されないが、本人の行動や思考に影響を与える、秘められた意識。精神分析における無意識のこと」とあります。
「潜在意識」とネットで検索すると
・人生の95%は潜在意識で変わる
・潜在意識を変化させたことで人生が変わった
・潜在意識を変える○個の方法
などと出てきます。
潜在意識を活用することで人生にいい影響を与えるだろう、
ということが読み解けますが、
では「潜在意識を変化させる」とはどのようなことでしょうか。
潜在意識を変化させるとは
潜在意識(無意識)を意識化させて、意識化したものを変化させていくことです。
そして、変化したことは、意識しなくても自然に無意識(潜在意識)になっていきます。
たとえば、
・ビジネスがうまくいかないのはチームのせい
・クロージング・セールス・営業・売上の成果が出ないのは環境のせい
・クロージング・セールス・営業・売上で成果が出ないのは製品のせい
このように無意識に考えている人は、うまくいかないのは自分の問題ではなく、
まわりの問題と捉えてしまう思考のクセがあります。
この思考のクセ=潜在意識です。
逆に、クロージング・セールス・売上の成果が出ている人・ビジネスがうまくいっている人は、
うまくいかない時にはまわりの問題ではなく、問題は自分の中にあると捉えることができる人だと思います。
ベクトルを相手に向けるのではなく、自分に向けているのです。
この自分の中にある思考のクセ(潜在意識)を意識し、
変化させていくことが潜在意識を変化させるということです。
・意見を伝えるといつも反発される
・お客さんとの意思疎通がうまくいかないのは相性が悪いから
このように、相性が悪いのは仕方ない、どうしてあの人は話を理解してくれないんだろうと相手にベクトルを向けて考えても、物ごとは一向に改善されません。
ここで、相手に「伝えたいこと」が伝わらないのは、相手が理解してくれないのではなく、自分がうまく「伝えられていない」ことが原因である
と意識するだけで考え方が変化します。
・どうしたら相手は理解してくれるのか
・どうしたら製品の良さが相手に伝わるのか
と自分にベクトルを変えることで、相手へのコミュニケーションの取り方が
変わっていくでしょう。
そして、コミュニケーション力が高まることで相手の信頼関係が築け、
さらにコミュニケーションの質も高まっていくのです。
このように、潜在意識が変化していくことで、
人間関係とコミュニケーション力が上がっていきます。
そして、コミュニケーション力が上がると成果にもつながっていく・・・
次回、もう少し詳しくお伝えしますね。
残念ながら、思考のクセ(潜在意識)は、勝手に見つかるものではありません。
見つけ方については、講座で詳しくお伝えしております。
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